お得情報実践ブログ

人生100年時代を折り返した健次郎が、お得情報を実践していきます。

母の退院。そして母の入所。

人生100年時代を折り返した健次郎です。

 

今回紹介するのは

母の施設入所のことです。

 

父と弟の3人で

母を迎えに行きました。

 

母は

4ヶ月前に認知症で入院していました。

 

予定時間よりも早く着きました

 

待っている間考えてしまいます

 

家に帰りたい

 

帰らないなら

動かない

 

 

入院したくなかった

 

騙された

と言うのだろうか

 

 

 

 

 

予定時間よりも30分以上待ちました

 

母が車いすに座って

職員さんに押されて来ました

 

「おー」

 

手を握ってきます

 

4ヶ月ぶりです

 

「健次郎か?

 

本当に健次郎か?」

 

そう聞いてきます。

 

怒ってはいなようです。

 

車に乗ります。

 

職員に介助されています。

 

もう立つことは難しいのだろうか?

 

入院前は歩いていたけど…

 

車を出します。

 

職員さんが手を振っています。

 

「あの人は優しかった」

 

そう言ってます。

 

良かった。

入院生活ではよくしてもらってたのだ。

 

 

「自殺の練習をした

 

首に紐を付けてどうしようか考えた

 

刃物は貸してくれなかった

 

会いたかった

 

みんな死んだと思ってた」

 

そんなことを言い出しました。

 

 

事前に施設に行くことは

伝えてもらっていました。

 

「車から

家を見たい」

 

そう言われました。

 

それなら叶えてあげられる。

 

車から家を見ました。

 

「鍵はしてるか?」

 

「大丈夫やで」

 

「そうか」

 

「・・・じゃ行くで」

 

家をあとにしました。

 

車中で母が言いました。

 

「便が出た。

 

施設に着いたら替えてほしい」

 

そうか

母は

おむつをしているようです。

 

現実が目の前にやってきます。

 

 

 

施設に着きました

 

入院するときよりも落ち着いています。

 

やはり

病院という場所は

頼りになります。

 

入院前は薬を飲みませんでした。

 

入院中に飲む習慣ができたと聞いています。

 

効果があるようです。

 

 

手続きをしました。

 

レンタカーを返す時間が近づいています。

 

「そろそろ帰るわ」

 

「健次郎。また来てよ。

 

だまさんといてよ」

 

そんなふうに言われました。

 

記憶が曖昧になると

人との約束がわからなくなります。

 

自分も相手も信じるというのは難しいようです。

 

「また来るよ」

 

母が思うよりもしばらく来ることは難しいと思います。

 

弟と車で施設を後にすます。

 

リビングのガラス越しに

車いすの母がこちらを見て手を振っています。

 

人生100年時代を折り返して記憶に残る1日を過ごした健次郎でした。